【2018年】AWS全サービスまとめ その2(開発者用ツール、管理ツール、メディアサービス)
こんにちは。サービスグループの武田です。
この記事はAWS全サービスまとめ その2 です。
- 【2018年】AWS全サービスまとめ その1
- コンピューティング
- ストレージ
- データベース
- 移行
- ネットワーキング & コンテンツ配信
- 【2018年】AWS全サービスまとめ その2
- 開発者用ツール
- 管理ツール
- メディアサービス
- 【2018年】AWS全サービスまとめ その3
- 機械学習
- 分析
- セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス
- 【2018年】AWS全サービスまとめ その4
- モバイルサービス
- 拡張現実 (AR) とバーチャルリアリティ (VR)
- アプリケーション統合
- カスタマーエンゲージメント
- ビジネスの生産性
- デスクトップとアプリケーションのストリーミング
- IoT
- ゲーム開発
- 【2018年】AWS全サービスまとめ その5
- マネジメントコンソールの一覧にないサービスたち
非常にたくさんあるAWSのサービスを自分の勉強も兼ねてざっくりまとめてみました。「結局このサービスってなんなの?」という疑問を自分なりに理解するのが目的です。
今回はマネジメントコンソールを開き、「すべてのサービス」をもとに一覧化しました。そのため、プレビュー版など一覧に載っていないサービスは含まれていません。
まとめるにあたって、次のドキュメントや、弊社の多数のブログを参考にしました。
開発者用ツール
AWS CodeStar
プロダクトの開発環境テンプレート作成サービス。CodeCommit、CodeBuild、CodeDeployなどをCodePipelineで連携する環境を作成する。アプリケーションによってEC2、Beanstalk、Lambdaがデプロイ先として選択される。
AWS CodeCommit
フルマネージドなGitリポジトリホスティングサービス。CodeDeployやCodePipelineとの連携が可能。
AWS CodeBuild
フルマネージドなビルドサービス。ソースコードのコンパイルおよびテストを実行できる。ビルド対象としてS3、CodeCommit、Bitbucket、GitHubが指定できる。
AWS CodeDeploy
アプリケーションのデプロイ自動化サービス。S3やGitHub、Bitbucketに保存されているコンテンツを、EC2やオンプレ、Lambdaなどにデプロイできる。
AWS CodePipeline
ソースコードのビルド、テスト、デプロイ、承認を視覚化および自動化する継続的デリバリサービス。各ステージ(ビルドやテスト)でアクション(CodeCommitやCodeBuildなど連携するサービス)を指定することで、リリースプロセスを構築できる。
AWS Cloud9
クラウドベースの、ブラウザ上で操作できるIDE。Lambdaのテストやデバッグが可能で、ペアプログラミングもできる。
AWS X-Ray
アプリケーションが処理するリクエストに関するデータを収集するモニタリングサービス。レスポンスタイムやレスポンスステータスなどのデータを収集し、表示、フィルタリング、分析を行うことができる。またSDKを使用してSQLクエリのトレースも可能。
管理ツール
Amazon CloudWatch
AWSのリソースおよびAWSで実行しているアプリケーションのモニタリングサービス。メトリクス(CPU使用率やネットワークI/Oなど)やログを収集し(CloudWatch Logs)、SNSやAutoScalingと連携するアラームを作成できる。またAWSリソースの変更イベントを監視し、Lambdaなどのターゲットに対して、リアルタイムに通知ができる(CloudWatch Events)。
AWS CloudFormation
AWSのオーケストレーションサービス。JSONまたはYAMLで記述された設定ファイルに基づいて、AWSの各コンポーネントの作成や設定ができる。アプリケーションの継続的なデプロイは別のサービスを利用する。
AWS CloudTrail
AWSのAPIコール履歴(イベント)を取得・収集する、運用およびリスクの監査支援サービス。ログファイルの配信をSNS通知することも可能。またデータイベントとして、S3のオブジェクトレベルのロギング、Lambdaの関数レベルのロギングもサポートされている。
AWS Config
AWSリソースの設定履歴を取得・収集する、変更管理および構成評価を行う運用支援サービス。リソースの設定変更の追跡や、ルールから逸脱する設定変更の検知、継続的評価ができる。
AWS OpsWorks
アプリケーションのデプロイ・管理サービス。プロビジョニングツールとしてChefを利用するため、Beanstalkと比べ柔軟な構成が可能。
AWS Service Catalog
ポートフォリオに製品(CloudFormationのテンプレート)や制約、利用権限を登録し、ユーザーが必要に応じて製品を起動できるサービス。作成するリソースの権限をユーザーが持っていなくても起動できる。
AWS Systems Manager
AWSリソースをグループ化することで、グループの設定や状態(インベントリ)を収集して閲覧およびグループに対してタスクの自動実行が行える運用自動化サービス。もともとはEC2 Systems Manager
というサービスだったが、S3やRDSなども扱えるようになりAWS Systems Manager
として統合された。
AWS Trusted Advisor
ユーザーのAWS環境を、AWSのベストプラクティスにのっとって精査し、推奨事項をお知らせしてくれるサービス。コスト最適化、パフォーマンス、セキュリティ、信頼性、サービス制限といった項目が提供されている。
AWS Managed Services
Fortune 100にリストされるような大企業向けの運用自動化サービス。変更管理や障害管理など、ITILに準拠した既存のIT運用プロセスをAWSでも引き続き利用(移行)できるサービス。
メディアサービス
Amazon Elastic Transcoder
S3に保存しておいたメディアファイル(AVIなどの動画ファイルや音声ファイル)をH.264などの別のフォーマットに変換するサービス。SNS連携によるステータス通知やKMSを利用した出力ファイルの暗号化が可能。
Amazon Kinesis Video Streams
数百万ものデバイスからの動画のストリーミングデータを安全に取り込むことができるサービス。エッジデバイス、スマートフォン、セキュリティカメラ、電波探知器、レーザー探知器、ドローン、衛星、車載カメラ、奥行センサといったさまざまなデバイスからデータを取り込むことが可能。
AWS Elemental MediaConvert
大規模なブロードキャストおよびマルチスクリーン配信向けのファイルベース動画変換サービス。グラフィックオーバーレイ、コンテンツ保護、多言語音声、クローズドキャプションのサポート、H.265などのより配信に適した形式がサポートされている。
AWS Elemental MediaLive
大規模なブロードキャストおよびマルチスクリーン配信向けのライブ動画エンコードサービス。広告マーカーサポートや音声機能(音量正規化、ドルビーオーディオ、複数の字幕規格など)といった高度な機能がサポートされている。
AWS Elemental MediaPackage
単一のビデオ入力からさまざまなデバイスで再生可能な形式のビデオストリームを作成するサービス。MediaLiveやCloudFrontと連携することで、ライブ動画の処理やグローバル配信を行うことができる。
AWS Elemental MediaStore
ライブおよびオンデマンドの動画コンテンツを保存するメディアストレージサービス。バックエンドにS3を利用し長期間の耐久性を実現する。
AWS Elemental MediaTailor
動画広告をサーバサイドで挿入し、コンテンツのパーソナライズ、収益化をサポートするサービス。正確なレポートが自動生成され、広告の表示回数や視聴者の行動をWeb、iOS、Android、およびその他の接続された視聴デバイス全体で測定できる。
まとめ
その1に引き続き、その2をお送りしました。開発者用ツールや管理ツールは、派手さはありませんが開発プロダクトを下支えする重要なサービスが多くありますね。
またメディアサービスは、AWS Elemental Media Servicesの5つのサービスが目新しく、これからの活躍に期待が集まります。
それでは、その3もお楽しみに!